スチールシャフトの“突然ポッキリ”は意外と起こる! 改めて知っておきたい梅雨時期の保管とメンテナンス
お手入れと保管に要配慮! スチールシャフトのサビに注意
だいぶ暖かくなり半袖でゴルフができる季節になってきましたが、本格的な夏を前に待っているのが梅雨。 【写真】交換するグリップはどれにする!? グリップ売れ筋ランキング アマチュアゴルファーにとって、雨のゴルフはなかなかスコアをまとめられず苦手としている人も多いと思いますが、それと同時にクラブに関しても気をつけなければならない点がたくさんあります。 ゴルフフィールズユニオンゴルフ店の小倉勇人店長に、梅雨の季節、クラブに関して気をつけるべきことを教えてもらいました。
「梅雨の季節、いちばん気になるのはスチールシャフトのサビです。スチールシャフトの表面はメッキがしてあり、そうそうサビるものではありません。ですが、内側はデリケートなので、見た目が大丈夫でも内側のサビが進行していて突然“ポッキリ”なんてこともあるんです」 「雨の日にラウンドした後には、しっかり乾拭きしてから陰干しし、ちゃんと乾燥させることがとても大事です」(小倉店長) 放っておけば乾くだろうと油断すると、気づかないうちにシャフト内部のサビが進行してしまうことがあるので、雨の日のラウンド後は、面倒でもちゃんとクラブのお手入れをするようにしましょう。 また、普通シャフトのグリップエンド側の後端はグリップを装着する際にテープで塞がれておりシャフト内に水は入りにくくなっています。ただし、グリップエンドの「穴」に異物が刺さったり、長くグリップ交換をしていないせいでテープが劣化したりしていると、この穴からシャフト内に水が入ってしまうこともあります。 そうなったら内部のサビが急激に進行する危険性があるので、この「穴」は貫通させないように気をつけましょう。 なお、クラブ自体を直接雨で濡らしていなくても、クラブの保管方法によってはサビのリスクは十分にあるので、クラブの置きどころにも注意してほしいと小倉店長はいいます。 「梅雨の季節は、結露によるサビにも注意が必要です。梅雨の季節というのは湿度が高いですし、暑いようで意外と寒暖差も大きい時期。ガレージや物置、車のトランクなど湿度や気温の変化の大きいところにクラブを置きっぱなしにしておくと、シャフトに空気中の水分が結露してサビを生みます」 「やはり気温・湿度が安定している人間の生活空間、つまり自宅の室内でクラブを保管するようにすることが大事ですよ」(小倉店長)