チャンネル開設10周年を迎えたYouTuber・ポッキー『ぽきゅるて! in Osaka「Black」』でファンに感謝「事務所にも入っていない僕が実現できたのは、みなさんのおかげ」【レポート】
れんの映画のような台詞「俺のことは放って、行ってくれ!」
次はゲーム実況のコーナー。最初にプレイしたのは、大きな声を出してしまうとゲームオーバーになるホラーゲーム「DON’T SCREEM」だ。プレイヤーは森のなかをさまようキャラクターを操作し、ミステリアスな出来事に襲われながらもそれに耐えてクリアを目指すこのゲーム。ポッキーはもちろんのこと、ポキナーも声をあげると内蔵マイクが反応してしまう。 「よし、じゃあいくよ」とポッキーは慎重にゲームをスタートさせるが、いきなり「ハハハ、怖い」と大きな声が出てしまって“瞬殺”。その後もポキナーからの小声の「がんばれ」にウケてしまってアウトになるなど、なかなか前に進むことができない。それでも、声が出そうになると「ぐっ…!」と堪えるなどしてなんとか中盤まで到達。ただ最後には「うおおおーい」と絶叫してしまい、あと一息のところで終了。ポッキーは「いやあ、悔しい」と、思わず近くにあった大うちわを握りしめた。 続いて、れんと協力プレイで臨む「Human Fall Flat」。ふにゃふにゃのキャラクターを操作し、ふわふわした夢の舞台で、物理型のパズルを解きながらステージを進めていくゲームだ。 ここで発揮されたのが、ポッキーの頼もしさ。ポッキーは“崖”から落ちそうになるれんを助けたり、難易度が高いジャンプを成功させたり大奮闘。間もなくステージクリアとなりそうなところで、ゲームコーナー終了の鐘が鳴るも「待って待って、もうちょっとだから」とギリギリまで粘ったところは、まさにゲーム実況者としての意地。 最後は“崖”から落ちそうになったれんが「俺のことは放って、行ってくれ!」と自らを犠牲にし、ポッキーがゴールへ辿り着いた。ふたりは「めっちゃ疲れた」と言いながら、「最後に協力できて良かった」と喜んだ。
ポッキーも驚いた大阪公演の熱気「大阪、激アツですね」
本編最後は、「White」でもおこなわれた「ちゃ番出口」。照明が落ちる前後で、ステージ上のセット、客席の雰囲気などのなにが違うかを10分以内に探す“リアル異変探し”だ。 ここで活躍したのがポキナーたち。ステージの背景にあるスクリーンに映し出されていたイベントロゴの「10th anniversary」が「10th anniversay」になっているのを発見したり、たこ焼きの模型が本物のたこ焼きになっていることを指摘したりして、ポッキーを助けた。そのほか、ポッキーの私物であるYouTubeチャンネル登録者数10万人達成時に贈られる記念盾が紛れ込んでいたりして、れんが「大阪に来る前に、バレないようにスススーっと。盗み放題でした」と明かし、ポッキーが「普通に通報したらアウトだよ!」とクレームを入れる一幕も。そんなこんなで、2度のチャレンジはどちらも全問正解でクリアした。 アンコールでは、まずKanariaの「エンヴィーベイビー(ENVY BABY)」をカバー歌唱。ただ、たかれたスモークの量が多すぎて「この曲は東京公演から歌っているんですけど、もう、もう、すごかったよね。(用意された)椅子の位置が分からなかった。どこだろうって、さまよったもん」とびっくりしながら、歌い上げた。 最後は、ファンへの感謝の気持ちを詞に込めたオリジナル曲「ドリームログ」。ポッキーは「今回の『ぽきゅるて!』のために書き下ろして、ちょっとだけ作詞もやりました。10周年だから、こういう想いがあるんですって。僕の気持ちを反映してもらった曲です。みんなへの思いを込めて歌います」とMCし、客席を練り歩いてポキナーとハイタッチしながら歌った。 ポッキーは「歌詞、見てくれたかな? この曲、とってもお気に入りなので喜んでくれてうれしいです」と多幸感溢れるムードに感激した様子を見せ、「これからも動画、見てくれますか。応援してくれますか。大阪、激アツですね」「今回、来てくれて本当にありがとうございました。事務所にも入っていない僕が(公演を)実現できたのは、みなさんのおかげです」と名残惜しそうに何度も感謝の言葉を口にした。 公演のラストには「See you soon…!」の文字がスクリーンに映し出され、イベントでの再会を約束して今回の大阪公演は幕を閉じた。 Text:田辺ユウキ <公演情報> 『ぽきゅるて! ~もう10周年って怖くて笑う~ in Osaka』 2024年6月8日(土) 夜の部「Black」 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール