Jリーグ“ワースト”クラブは? パワーランキング41位。凄すぎる!? プロ化3年目で止まらぬ成長
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
41位:いわきFC(75) 2024リーグ戦成績:9位(J2) 2024シーズンホームグロウン人数:0人(53位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:4,290人(42位) 2023年度営業収益:約10億7700万円(38位) 2022年にJリーグに入会し、プロ化してわずか3シーズンで加速度的な成長を見せるいわきFC。1年目にいきなりJ3を制覇すると、2023シーズンはJ2で18位に着地。翌2024シーズンは9位に順位を上げた。たった3年とはいえ、ここまで一度も失速していないのは評価されてしかるべきだろう。 さらに売上も顕著に伸ばしており、2023年度のいわきは約10億7700万円(前年比3億700万円増)、純利益3000万円(同2200万円増)の増収増益を計上した。規模に差はあれど、すべてのクラブが目指したい健全経営である。 Jリーグが定めるホームグロウン選手の人数(J2の場合は2名登録する必要がある)の不遵守は課題だが、今後クラブの歴史が積み重なり、育成組織が整備されれば解決するはずだ。 新シーズンを戦うにあたり、いわきはこれまでにJ1の柏レイソルからMF鵜木郁哉を、アルビレックス新潟からDF遠藤凌らを獲得している。さらなる上位進出、ひいてはJ1昇格に向け、戦力は順調に整いつつある。
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