松下優也・神戸の古代ギリシャ展で「べっぴんさん」近況報告
「べっぴんさん」で岩佐栄輔役を演じる松下優也
松下優也・神戸の古代ギリシャ展で「べっぴんさん」近況報告 撮影:北代靖典 THEPAGE大阪
神戸市立博物館(神戸市中央区)で特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」がこのほど始まった。ギリシャ国内40か所以上の博物館から集められた品々を通して古代ギリシャの多彩な文化に迫るもので、壮大な美の歴史をたどることができる。先日行われた開会式には、特別ゲストとしてNHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』の岩佐栄輔役、松下優也が登場し、挨拶に立った。そこで「(現在姿を消しているが)1月から再登場させて頂くことになりました」とファンの前で報告した。 【拡大写真付き】『べっぴんさん』君枝役の土村芳「結婚するならやっぱり昭一さんがいい」
国内博物館から選び抜かれたコレクション325件紹介
同展は「西洋文化の源」とされる古代ギリシャの黎明期から最盛期に至るまで、その壮大な歴史をギリシャ国内40か所以上の国立博物館群から選び抜かれたコレクション325件を通して紹介している。 構成内容は、古代ギリシャ世界のはじまり(前6800年~前2000年頃)、ミノス文明、ミュケナイ文明、幾何学様式~アルカイック時代、クラシック時代、古代オリンピック、マケドニア王国、ヘレニズムとローマ(前323年~)となっている。古代ギリシャと言えば、白亜の大理石像をイメージする人が多いが、究極の美とも言える様々な魅力的な多くの作品に出合えるだろう。 スぺドス型女性像、クーロス像、コレー像、アレクサンドロス頭部、アルテミス像、ギンバイカの金冠など。なかでも、「牛頭形リュトン」(紀元前1450年頃)は、模様の美しさもさることながら、頭頂部とあごの下に穴があり、この時代の慣習で儀式として何らかの液体を入れる道具だったと言われている。
松下は西宮出身「ただいま~」と挨拶
この日の開会式では主催者代表として神戸市副市長の玉田敏郎氏が「これまで我が国で開催されましたギリシャ関係の展覧会では、質、量ともに、間違いなく、最高の展覧会になっております」と挨拶し、続いて特別ゲストの松下優也が登場した。 兵庫県西宮市出身の松下は「ただいま~」とファンの前で挨拶。一足早く会場の作品群を見た松下は、全体的な印象を聞かれ「何と言っても紀元前のものばっかりじゃないですか。あのクオリティーで残っているというのが、すごい驚きです。ほんとに数年前に感じる物ばかりです」などと感想を述べた。
『べっぴんさん』では、松下が演じる岩佐栄輔はヒロイン・すみれに思いを寄せながらも突然姿を消した。「栄輔ロス」とも呼ばれて話題になったが「1月からまた再登場させて頂くことになりました。べっぴんさんのチームに戻ってこられて、共演者とも再会できました。うれしいですね」と笑顔で話した。同展は4月2日まで開催する。詳しくは公式サイトで。 (文責/フリーライター・北代靖典)