いつもよりヒゲをちょっと短めに剃り真剣な表情で話す日本ハムのバーヘイゲン（左）

　20日楽天戦に先発する日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手（33）が、さわやかに本拠1勝を狙う。 　前回登板した11日オリックス戦後にひげをそり、一気に風貌が若返った。2日にひげをそったマルティネスはSNS上で「ハンサム」と話題になり、直後4戦で2本塁打に2度のお立ち台と躍進。エスコンフィールドで4度の登板いずれもチームが勝利という“本拠地勝利の使者”も、ハンサム路線で今季2勝目を引き寄せる。 　　　　◇　　　◇　　　◇　　 　敵地でのタカ連破の勢いを、愛称バギーことバーヘイゲンが、本拠地北海道に持ってくる。中8日での先発に「すごくいい形で調整ができている。リカバリーもできてますし、調子はいい」。目の前でのソフトバンクの胴上げを食い止めたが、V逸秒読みな状況は変わらない。その中で「本当に試合に集中して勝つことだけ」と気を引き締めた。 　前回登板後、ヒゲを短くそってみた。3日にプロポーズした婚約者マケナさんにも好評で「『ワオ、若くてハンサム』って言われてますよ」と照れ笑い。2日にヒゲをそりあげたマルティネスはファンにも「ハンサム」と好評で、3日に12号、6日にサヨナラ押し出し四球、7日はエスコンフィールド左翼2階席へド派手な13号を放った。バーヘイゲンも、マルティネス同様、さわやかパワーで、運気を呼び込む。 　調子は極めて良い。8月31日西武戦、前回の11日西武戦と2戦連続7回無失点。しかも今回のエスコンフィールドでは、自身に白星はないが、登板4試合すべて、チームに勝利をもたらしている。「チームが勝ったってことは、いいピッチングができたという証拠。自分の勝敗については何も思っていない」。謙虚な助っ人右腕が、またも流れをつくる。 　CS出場へのクリンチナンバーは5。早ければ22日にも新庄体制初の進出が決定する。イメチェンした“ノーヒーゲン”が、ポストシーズンで対戦の可能性が出てきた楽天打線に、苦手意識を、植え付ける。【永野高輔】