プレミアよりもラ・リーガの方が上? 名将が唸るスペインのレベルの高さ「今でも世界最高だと思っている」
EUROでもスペインの戦いぶりは印象的だ
今季はレアル・マドリードがチャンピオンズリーグを制したが、欧州5大リーグの中で最もレベルが高いのはスペインのラ・リーガなのだろうか。 ラ・リーガのレベルを絶賛するのは、かつてバルセロナを指揮したこともあるオランダの名将ルイ・ファン・ハール氏だ。スペイン『El Periodico』によると、ファン・ハール氏はイングランド・プレミアリーグのレベルも認めているが、スペインの方が上との見解だ。 「私はスペインのリーグが今でも世界最高だと思っている。バルセロナの監督としてここに来て以来そう考えてきたし、今でもそのように考えている。プレミアリーグではスペインよりも展開スピードが速く、相手からのプレスも激しいが、スペインの方が依然として技術と戦術のレベルは高いと思う。個人的に彼らのアプローチの方が好きというのもある。それに、結果として表れているとも思う。過去20年間スペインからは欧州カップ戦を制したチームが数多く出たが、イングランドからはそれほど出ていない」 ファン・ハール氏は現在ドイツで開催されているEURO2024もほとんどのゲームをチェックしているそうで、第1節の戦いぶりからスペイン代表を優勝候補に挙げている。 フランス代表、イングランド代表も大会前の評価は高かったが、同氏はそこまで印象的ではなかったと評している。実際にスペインは第2節でイタリア代表も1-0で撃破しており、死の組と言われるBグループで2連勝を達成している。個の能力はもちろん、組織力もかなりのレベルにあると言える。 スペイン代表の中心にはラ・リーガでプレイしている選手たちがいて、ファン・ハール氏の言葉通りテクニックや戦術理解力が高い。このままスペインがEUROを制する可能性も十分にあると言えそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部