大阪市内で小中学生に配布されたGIGA端末(4機種)を実際に比較検証してみました(坂井はじめ・大阪市会議員ブログ)
大阪市会議員の坂井はじめさんが、GIGAスクール構想で小中学生に1人1台の学習者用端末が配布されてから約3年が経ったことを受け「大阪市内で小中学生に配布されたGIGA端末(4機種)を実際に比較検証してみました」というタイトルでブログを書いています。以下にブログ記事の全文を掲載します。
大阪市会 教育こども委員長の坂井はじめです。 GIGAスクール構想で小中学生に1人1台の学習者用端末が配布されてから約3年が経ちました。 耐用年数を考えれば、端末の更新を考えなければならない時期に差し掛かっています。 『未来を担うこども達に、少しでも良い環境を整備してあげたい』 全国の自治体関係者(地方議員含む)の共通した願いです。
大阪市は4ブロックに分けて調達を実施した珍しい自治体ですので、以下のとおりブロックごとに配布端末の機種やOSが違います。 そこで、将来の更新に関する議論を見据えて「実際にこども達が使っている全ブロックの端末」を並べて比較実験をしました。人の手でストップウォッチを使って計測したものですので、厳密な計測ではありません。しかし、それにしても興味深い結果が出ましたので、その結果を公開したいと思います。 検証の前提となる情報 ・1,2,3ブロックの端末は2020年調達の機種を検証に使用 ・4ブロックの端末は2022年調達の同機種を検証に使用(暫定データと考える)
電源オフ→まなびのポータル(TOP画面表示) まで
ちなみに、私の娘は1ブロックの学校に通っており、37秒台という結果でした。 しかし、別のブロックは見ての通りの結果です。 2ブロックの端末検証に協力いただいた保護者の方(一般の方です)からは、「最初は端末が壊れているのかと思いました。いつもこんな調子なので家庭用に別のノートパソコンを買い与えて、それを家では使っています。学校でもそれを使わせてほしいけど、許可されません。」と、実際に困られている様子でした。
電源オフ→カメラ起動 まで
1種類だけの検証だと、たまたまスムーズな操作ができなかったという場合もあると思います。 次は、カメラ起動までの時間を計測した結果です。 1ブロックの端末は30秒を切りましたが、別のブロックは見ての通りの結果です。