2020年東京大会へ 羽田空港で五輪旗の到着歓迎式(小池知事囲み取材全文)
リオ五輪閉会式での着物での世界へのPRは成功したのか
記者2:着物姿での世界へのピーアールというのは、ご自身でも成功されたというふうに思っていらっしゃいますでしょうか。 小池:はい。やはりここは日本を世界に広げる。10億人が、少なくとも10億人があのシーンを見るということでしたので、ここは着物でなくちゃと思いました。ただ、残念ながらバッハ会長から旗を受け取った瞬間から大変な雨になりまして、本当に、ちょっとずぶぬれになって、その結果として風邪もリオから持って帰りました。 記者3:あらためて、今回のその東京オリンピックはどういうテーマを持って国民や都民が臨める大会になると思われたか、教えていただけますか。 小池:はい。アジェンダ2020というオリンピック委員会、IOCのほうも出されておられます。そのためには若者、それからサステイナビリティ、持続可能な、それから信じられる、クレディビリティと、この3つが重要だということをおっしゃっておられました。私はやはり、特に元環境大臣としても、サステイナブル、持続可能なオリンピック・パラリンピックにしていきたいと思っておりまして、いろいろと環境の技術、それからクールビズもそうなんですけども、都民、国民の皆さんの意識に訴えるような、そんなキャンペーンも張っていきたいと思っております。ありがとう。
コンパクトな五輪、イベントのコストをどう抑えていくのか
時事通信社:すいません、時事通信のサイトウです。知事はかねがね、コンパクトなオリンピック、それから簡素に会場もつくっていけばいいというふうにおっしゃっていますけれども、ちょっと今日のこのイベントはかなり壮大なものだったと思いますけれども、今後4年間、いろいろなイベントもやっていくと思いますけれども、その点についてもどういうふうにコストを抑えていくかっていうことが大事になってくるかと思いますが、その辺りをお願いします。 小池:機運を高めていくという意味では、いろんなイベントを行っていくべきだと思っています。お金が掛かるかどうかも、それの効果ということをよく考えて、必要なイベントを行っていくべきだとこう思っております。いずれにしましても、都民の皆さま方、そして国民の皆さま方が納得できる、そういう東京オリンピック・パラリンピックにしていきたいと思っております。これは常に申し上げているところであります。ありがとうございました。 A:ありがとうございました。こちらで小池知事の囲み取材を終了いたします。ありがとうございました。 【連載】2020年東京大会へ 羽田空港で五輪旗の到着歓迎式