自衛隊員を4600人に倍増 政府、予備費40億円規模
岸田文雄首相は4日、能登半島地震による被災者の避難生活長期化を見込み、避難所対応を強化するため自衛隊員を約2千人から4日中に4600人に倍増すると発表した。寒冷対策支援など被災地からの要望を待たない「プッシュ型支援」増強へ、9日に予備費拠出を閣議決定するとも表明。40億円規模になるとの認識を示した。官邸で記者団に述べた。 倒壊した建物などに巻き込まれた被災者を、現時点で156人救助したと説明。4日午前9時時点で確認している要救助者案件138件のうち、道路の寸断などで24件へのアクセスが困難な状況だと明らかにした。65件は対応済みで、49件は4日中に対応見込みだとした。