奈緒“瞳”、結婚式の前夜に木梨憲武“雅彦”から自分の名前の由来を初めて聞かされる<春になったら>
奈緒と木梨憲武がW主演を務めるドラマ「春になったら」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第10話「結婚式前夜…娘から父へ贈る感謝の手紙」が3月18日に放送された。同作は、“3カ月後に結婚する娘”・瞳(奈緒)と、“3カ月後にこの世を去る父”・雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。第10話、娘・瞳の結婚式を明日に控え、父・雅彦があることについて初めて話した。(以下、ネタバレがあります) 【写真】一馬が知らないうちに動画がバズっていて、お客さんの反応も良くなってきた ■福田靖氏によるオリジナル作品 脚本は「HERO」シリーズやNHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)、連続テレビ小説「まんぷく」(2018~2019年、NHK総合)などを手掛けた福田靖氏によるオリジナル作品で、演出はドラマ「パンとスープとネコ日和」(2013年、WOWOW)、ドラマ「きのう何食べた? season2」(2023年、テレ東系)などの松本佳奈氏と、映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(2023年)などの穐山茉由氏が手掛ける。 主題歌は、福山雅治が書き下ろし。深澤辰哉(Snow Man)、見上愛、影山優佳、西垣匠、橋本マナミ、矢柴俊博、筒井真理子、光石研、小林聡美、濱田岳らが出演する。 ■結婚式の日が近づき、雅彦は退院して家に帰ってきた 倒れて以来、入院していた雅彦だったが、「家、帰らない?帰ろう」と瞳に伝え、退院することが出来た。 帰宅すると、お気に入りのソファの代わりに介護用ベッドが用意されていて、雅彦はちょっと残念そう。そして、“葬式に呼ぶ人リスト”を瞳に手渡し、「生きてるうちにみんなに『ありがとう』って言いたかったな」としんみり。 2024年3月24日、結婚式の前日。雅彦の体調もなんとか良さそうで、リストの一つ“瞳のウェディング姿を見る”はかないそう。 ■カズマルの動画がバズった パソコンで雅彦は勤めていた実演販売の会社「ヨッシーコーポレーション」の動画チャンネルを見ている。その動画には雅彦がかわいがっていた後輩・加賀屋(葵揚)の実演販売の様子が映っていて再生回数は3,500回を超えていた。 そして雅彦は「カズマル、これ見てよ」と、「カズマルくんチャンネル」の動画を再生して、一馬(濱田)に見せた。そこに示されていた再生回数は5万3,089回。 その再生数は一馬も瞳も気づいてなくて、ただただ驚くばかり。瞳が「お正月に見た時は56人しか見てなかったんだよ」というとおり、3カ月弱でこの数字は驚異的。 実は息子の龍之介(石塚陸翔)が、ネタづくりをしている一馬の様子をスマホで撮って、その動画をこっそりアップしていた。一馬のネタに龍之介がツッコミを入れているのがウケて大バズりして、再生数は7万回超。これがきっかけで、さっき見ていた動画の再数も爆上がりしたということだった。結婚式の前日に、うれしくなる話題に気持ちがほっこり。 ■ 瞳「お父さんとお母さんの子どもに生まれてよかった」 その夜、雅彦に「あれやめてくれよ。花嫁が親に手紙読むやつ」と言われた瞳。「じゃあ、今読む」といって手紙を取り出して、読み始めた。 読みながら瞳は涙ぐみ、聴いている雅彦も感極まって涙が溢れそうになった。思わず雅彦は「俺から話す。いい話」と言って、瞳の手紙の朗読をさえぎり、話を始めた。 その話とは、“瞳”という名前に決めた理由だった。「赤ちゃんって生まれた時、ずっと目をつぶってるじゃない。だけど、生まれてきた瞳をお母さんと一緒に見て『かわいい』って言ってたら、急に瞳がパッて目を開けてくれたんだよ。その瞳がキレイで、真っすぐで。安心したのかまた目を閉じた。その瞳に感動して。だから人のことをちゃんと見る“瞳”。瞬きしないで見定めて困ってる人がいたら寄り添って、手を差し伸べて、真っすぐな瞳のまま大きくなってほしい」と、名前に込めた思いを初めて明かした。 瞳は「それがお父さんとお母さんからの最初のプレゼントだね」と笑顔を見せた。 その話を聞いた瞳は「お父さんとお母さんの子どもに生まれてよかった」と感謝の気持ちを伝え、「お父さんといられてよかった。もう大丈夫だよ、私は」と言って雅彦を安心させた。書いてあった手紙は読まなかったけれど、しっかりと気持ちを伝えることが出来たようだ。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部