金沢21美、20歳の誕生日 美術品17倍4168点に 人気の秘密は写真映え
金沢21世紀美術館は9日、開館20周年を迎えた。入館者数は9月末までに3435万5935人を数え、美術品は開館当初の238点から17倍の4168点に増えた。現代アートが集積する金沢屈指の文化観光施設として高い知名度を誇り、SNSで写真映えするスポットとしても人気を集めている。 美術品は20年間で34億円をかけて642点を購入。寄贈品は3526点あり、計208回の主催企画展で披露してきた。9日、千葉市から訪れた保育士森田穂香さん(27)は「インスタ映えする場所が多く、意外に繊細な作品もあって、見ていて楽しい」と話した。 ●11月、記念イベント 21美は11月3日の「オープンまるびぃ」で、20周年を記念し、円形ガラスの壁にお絵描きができるイベントやギャラリートークなどを企画する。同日、市民は特別展とコレクション展を無料で観覧できる。