【ONE】内藤大樹、雪辱相手に悔しい判定負け、得意ローキックでダメージ与えるも
4月6日タイ・バンコク、ルンピニー・スタジアムにて開催された格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 21』の136ポンド契約キックボクシングマッチにて、内藤大樹(28=BELLWOOD FIGHT TEAM)がデッドゥアンレック・ティーデ99(21=タイ)に判定負けした。昨年敗れた相手に得意のローキックでダメージを与えるも、今回もミドルを被弾し続けた。 【フォト】内藤のパンチがクリーンヒットした瞬間!激闘ハイライトシーン 内藤は元シュートボクシング・スーパーバンタム級王者。19年からONEに参戦し、ムエタイ、キックの2競技のトップ戦線で活躍する日本人選手だ。ハガティ、ペッダム、スーパーレックら強豪勢と凌ぎを削る戦いを見せてきたが、昨年はムエタイマッチで2連敗。しかし今年3月のキックルールで前戦で勝利し再起を果たした。 対するデッドゥアンレックはその内藤にムエタイルールで黒星をつけた相手。内藤はデッドゥアンレックのミドルを受け続け、判定負けした。 1R、内藤が得意のローでコツコツと削る攻め。それに対しデッドゥアンレックは近い距離でフルスイングで拳を振り回す。後半、内藤が相手の入りに合わせ、カウンターの左フックを放つ場面も。 2R、パンチの距離と前に詰めるデッドゥアンレックに対し、内藤は前足奥足共にローを集中させる。痛みを堪えながらデッドゥアンレックはミドルを放つが、内藤に蹴られた瞬間、デッドゥアンレックの足は流れ、ダメージは明らか。 3R、ローで相手の両足を削った内藤はこのラウンドから至近距離でパンチ勝負。強い圧力で前に詰め、ジャブ、ボディ、ワンツー連打と追い詰めるも、デッドゥアンレックは下がりながらミドルを連発。デッドゥアンレックがミドルを蹴るたびに会場が湧く。 判定3-0でデッドゥアンレックに軍配。ダメージではローを効かせた内藤が優位だったかに見えたが、ジャッジの評価はデッドゥアンレックのミドルを取ったか。 内藤は雪辱を果たすことはできなかった。 『ONE FIGHT NIGHT 21』 4月6日タイ・バンコク、ルンピニー・スタジアム ▼136ポンド契約キックボクシング ○デッドゥアンレック・ティーデ99(タイ) 判定3-0 ●内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)