資源商社トラフィグラ、上半期は73%減益-エネルギー危機が収束
(ブルームバーグ): 資源商社大手トラフィグラ・グループの上半期利益は前年同期比73%減、20年以降で最低となった。主要なエネルギー、金属市場全体が落ち着きを取り戻す中で同社も新たな市場環境に対応している。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に端を発し、その後ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響で一気に収益が加速した商品取引業界だが、過去最高益を計上していた時期は終わりつつあることが示された。ここ数年、トレーダーには有利に働いた劇的な価格変動は減少し、地域的な供給不足もほぼ解消された。
トラフィグラの今年3月までの6カ月間の純利益は14億7000万ドル(約2300億円)に減少し、過去最高だった前年同期の55億ドルを大きく下回った。売上高は5.4%減の1242億ドルだった。
原題:Trafigura’s Profit Drops 73% as Trading Boom Cycle Fades
(抜粋)
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Archie Hunter, Jack Farchy