職人目指して門を叩き10年…炎の魔法に磨きをかける“木炭づくり”の若き職人の熱き思いに密着 北海道池田町
窯の中は800℃の高温…、酸素を極力減らして炭化させます。窯を開けることは許されません。 本郷林業 計良佳輝さん 「最初、水分の甘いような匂いなんですけれど、だんだん辛(から)くなってきて、咳き込むような感じになってくるんで」 「辛み」は木からにじむ木酢液の香り…。 本郷林業 計良佳輝さん 「汚い仕事ですし、熱い仕事だし、寒かったら寒いし…でも苦だとも思わないし。使ってくれている人たちが、良い炭だって言ってくれれば、俺はいいと思うので…」 五感を研ぎ澄まし“寝ずの番”をします。原木の採取から2週間…。 本郷林業 計良佳輝さん 「どんなになっているか気になりますね」 窯の温度が、常温に戻るのを待ち、寝かせていた木炭を取り出します。 本郷林業 計良和政社長 「(出来はいかかですか?)大丈夫ですね。良いですよ。僕の時よりうまいかもしれない」 本郷林業 計良佳輝さん 「それを目指してやっています!」
本郷林業 計良和政社長 「もう自慢の職人です。本当に、なかなかいないんですよ」 本郷林業 計良佳輝さん 「木炭自体も必要だと思うし…これから。良い炭を変わらず、作り続けていければなと思います」 十勝地方の味覚を引き立てる炭火の熱には、木炭作りに人生を捧げる職人の情熱も込められています。
北海道放送(株)
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