前線にそびえたつ“緑のライトハウス”。昌平高校・鄭志錫が愚直に突き進むのは『日本一の15番』への道 【NEXT TEENS FILE.】
昨シーズンに引き続いて背負っている“15番”は、自分で志願した特別な番号だ。「LAVIDAから15番を付けているので、自分としても愛着がありますし、LAVIDAの時は何となく付けていたんですけど、高校に入ったタイミングで藤島さん(藤島崇之・前監督)が考えてくれて、そこからもずっと15番を付けさせていただいたので、『今年も15番がいいです』と伝えました。15番と言えば自分の名前が出てくるようになりたいですし、そういう印象を付けられるように、“日本一の15番”になりたいと思います」
昌平はインターハイ予選を制し、全国への出場権を獲得。決勝で2ゴールを叩き出し、埼玉制覇に貢献してみせた鄭にここからの目標を問うと、力強い答えが返ってくる。
「インターハイでは全国で優勝することが目標ですし、選手権でも国立の決勝まで行きたいと思っているので、その日まで本当に1日も無駄にせず、できることを最大限にやり続けていきたいです。そうすれば今まで以上にパワーアップできると思うので、それを信じて、愚直に、1日1日頑張っていきたいですし、どんな劣勢でも自分がゴールを決めて、チームを勝たせられるようなエースストライカーになりたいと思います」
愚直に突き進むのは『日本一の15番』への道。昌平の前線にそびえたつ“緑のライトハウス”。強烈なエネルギーを有した鄭志錫が放つ眩い光は、チームがここから目指すべき方向もくっきりと、鮮やかに、照らし出していくはずだ。
土屋 雅史
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