【6/20は世界難民の日】難民の子どもの幸せ願うこいのぼり 国連大学などで掲揚 UNHCR
故郷を追われた人、世界で1億2000万人超に
UNHCRが6月13日に発表した報告書「グローバル・トレンズ・レポート2023」によると、世界中で紛争や迫害などで故郷を追われた人の数は、2023年末時点で1億1730万人にのぼり、前年末から8%増えた。2024年5月時点では1億2000万人を超えたとみられ、過去最多の水準に達している。 特に影響が大きいのは紛争が続くスーダンで、2023年末時点で1080万人が故郷を追われている。また、コンゴ民主共和国とミャンマーでも数百万人が国内で避難している。さらに、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の推計では、ガザ地区で続く暴力により、2023年末時点で人口の75%にあたる170万人近くが避難を強いられているという。 報告書は、2023年末時点で故郷を追われた人の約4割が18歳未満の子どもだと指摘している。 (朝日新聞SDGs ACTION!編集長・竹山栄太郎)
朝日新聞社