可児警察署

　 可児市の２０代の女性が、スマートフォンに表示されたサイト登録料を要求するうそのメッセージなどで、電子マネーで８５万円余りをだまし取られる被害に遭いました。警察では特殊詐欺事件として捜査を進めています。 　 ６月１０日、可児市に住む２０代の女性会社員がスマートフォンでインターネットサイトを閲覧していたところ「会員登録されました。４２万９０００円支払いが必要です」という表示が出ました。 　 女性が表示された電話番号に複数回電話すると、２６日に男から「後ほど返金するが、一旦 支払ってもらう必要がある。支払わないと裁判になる」などと言われ、返金されると信じた女性は、可児市内のコンビニで電子マネー４２万９０００円分を購入し、男にカード番号を伝えてだまし取られたということです。 　 その翌日、男から「別のサイトにも登録されている。さらに４２万９０００円の支払いが必要」などと指示され、女性は再び電子マネーを購入し、前日と合わせて総額８５万８０００円を支払ってしまったということです。 　 その後さらに男から金を要求されたため、女性が不審に思い、ネットで検索して詐欺だと分かり警察に届け出ました。 　 電子マネーで支払いを求める手口は特殊詐欺の常とう手段で、警察では、「コンビニで電子マネーを買って番号を教えて」と要求された際には 詐欺を疑い、警察などに相談するよう呼びかけています。