3Q決算シーズン到来、「あの国策銘柄」を注視すべき理由
1月第4週は日本電産など国内の有力製造業が相次いで第3四半期累計決算を発表する。だが、注目すべき銘柄はそうした銘柄群“以外”にありそうだ(写真:ブルームバーグ)
1月第3週(16~20日)の日経平均株価は5日間の星取りが3勝2敗。前週末に比べて434円高で終わり、2週連続のプラスとなった。 「変動幅拡大か、イールドカーブコントロール撤廃か」などと市場に思惑を走らせた日本銀行の金融政策決定会合だったが、結論は「現状維持」。それをめぐって市場はドル円ともども振幅の大きな動きを演じたが、締めてみれば、まずまずの1週間だったのではないだろうか。 日経平均の日足チャートを見ると、週明け16日の終値2万5822円が大発会の直近安値2万5716円に対応する二番底を形成。11月高値2万8383円以降の下げ相場からの回復局面入りとなった。 アメリカでも、週末20日はダウ平均株価の前日比330ドル(1.0%)高をはじめ、主要3指数がそろって反発。つれて、日経平均先物(大阪取引所夜間取引)は2万6900円台で終わっていることから、第4週(23~27日)の週明けからは2万7000円台回復を意識した動きとなるだろう。
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岩本 秀雄