食イベント「天城を食す、旅する」試食会で意見交換、来年1月湯ケ島弘道寺で―伊豆市
伊豆市湯ケ島地区の豊富な食材を使い料理で地域活性化を図る食イベント「天城を食す!旅する! 天城ガストロノミーツーリズム」(同市観光協会天城支部主催)が来年1月、同市湯ケ島の弘道寺などで開かれる。試食会がこのほど、湯ケ島の宿泊施設で開かれ、関係者が本番に向けた献立を試食しながら意見交換した。 地元や伊豆地区の生産者、料理人、ソムリエがタッグを組み、天城の魅力を生かした和洋食と地酒を提供する。2019年春に初開催した。今回は国内外の旅行客を主なターゲットに、初めて県の「食の観光コンテンツ創出事業費補助金」の採択事業として実施する。 試食会は、天城シャモや紅姫アマゴ、イズシカ、自然農法野菜、ワサビ、シイタケなどの食材を使った9品を準備した。地元の酒造、醸造会社が手がけた日本酒、ビール、ワインも用意した。料理監修を担当する県専門調理師連合会副会長の柴山崇志さんが料理内容を説明。できるだけ地元の旬の食材を使う意向を示した。参加者は試食し、見た目や味の感想や改善点、英語での対応などを話し合った。 下山明支部長は「自慢の食材を堪能してほしい。持続可能なイベントとして定着させたい」と力を込めた。 同イベントは1月19日午前11時~午後2時半。ワサビ田見学や瞑想(めいそう)体験も予定している。参加費は1人3万円。定員は40人。問い合わせは同支部〈電0558(85)1056〉へ。
伊豆新聞デジタル