順位決定戦へ1位通過するのは?D2の大一番「浦安D-Rocks×NECグリーンロケッツ東葛」。NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 D2 第10節
2022年までウェーズ代表が指揮を託した名将率いる元D1チームは、第2節で豊田自動織機シャトルズ愛知に25-36で逆転負けを許したものの、その後は7連勝。
前節は、3位通過で順位決定戦を迎えるシャトルズに42-26で雪辱を果たした。
ピヴァックHCは前節の試合後「多くの選手が怪我をしているが、第二候補の選手が良い活躍を見せてくれた。チームの質を高めて、選手たちがレベルアップした姿を見せてくれた」とチームの前進に手応えを掴んだ様子だった。
また前回対戦でプレッシャーを受けたスクラムについても「時間をかけて改善し、今日のスクラムは良い形でできていた」と評価。シーズンを通して着実に成長している。
先発メンバーをみてみると、ハーフ団は相手FBフォラウの元代表同僚であるオーストラリア代表72キャップのSHニック・フィップス、SO金井大雪のコンビ。自慢のバックス陣は、最後尾にFBレメキロマノラヴァ主将が入った。
焦点はやはり衝突局面の優劣だろう。
首位D-Rocksはこだわりを持つ接点で凌駕し、主導権を握りたい。
D-Rocksの昨季課題だった反則数は減少傾向。D-Rocksの87回に対してグリーンロケッツはD2ワーストの103回だ。
グリーンロケッツが圧力をうけて反則を重ねれば、D-Rocksはラインアウト→武器のモールという得点パターンに入る。
グリーンロケッツは接戦で上回ることから、早いポジショニング→攻守の陣形を保ち、反則を減らしたい。
セットプレーの攻防も注目だろう。
ラインアウトの安定性はグリーンロケッツに軍配。スローイング名手のHOアッシュ・ディクソンの貢献度は少なくない。D-Rocksは課題のラインアウトで成功率をどこまで高められるか。
順位決定戦での再戦が決まっている両軍。
どちらが総当たり戦を首位通過するのか。D2の最高峰バトルにぜひ注目してほしい。
多羅 正崇
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