終始不機嫌だったＣ・ロナウド（ロイター）

　欧州選手権1次リーグF組最終戦（26日＝日本時間27日、ドイツ・ゲルゼンキルヘンほか）、優勝候補のポルトガルは初出場のジョージアに0―2で完敗した。またも不発のエースFWクリスチアーノ・ロナウド（39＝アルナスル）は途中交代に不満を爆発させた。 【写真】「どこ見てんだ！」怒りをあらわにするC・ロナウド 　ポルトガルは前半2分にパスミスから先制弾を許すと、後半12分にPKを献上し、リードを広げられた。一方、ポルトガルのエースは精彩を欠いた。英紙「サン」によると、タッチ数はわずか17、シュート3本、ドリブル数はゼロ。さらに審判への異議でイエローカードを受け、後半21分に途中交代したという。同紙は「試合に影響を与えることはできなかった」と指摘した。 　C・ロナウドはここまで3試合出場も無得点。主要な国際大会の1次リーグでゴールを奪えなかったのはキャリア初となった。ポルトガルメディア「A　BOLA」は「あまり満足していなかったと言える。キャプテン（C・ロナウド）は交代の際、明らかにイライラしており、ピッチを去る際に水の入ったペットボトルを蹴り上げた」と伝えた。 　ポルトガルは歴史的金星を提供したものの、首位をキープ。同組のトルコはチェコに2―1で勝って2位、ジョージアは3位で決勝トーナメントに進出した。 　またE組では、ベルギーがウクライナに0―0、ルーマニアはスロバキアに1―1と引き分けて4チームが勝ち点4で並んだ。総得点、得失点差により1位ルーマニア、2位ベルギー、3位スロバキアが1次リーグを突破した。