能登半島地震での死者少なくとも48人に (2日午後6時現在)
中能登町は全域で断水していますが、配水池からの給水ができるよう準備を進めるとともに、給水車の手配をしています。 宝達志水町はほぼ全域で断水していますが、夕方以降、集落の会館などでペットボトルを配布する予定です。能登町は全域で断水しています。 被害の大きい輪島市では、断水の状況が把握できていない状態です。 かほく市は、全体の7割近くにあたるおよそ9850世帯で断水してますが、高松地区では水が出ているということです。 内灘町では、約7割の地域で断水が続いています。 金沢市は、一部地区で断水しましたが順次復旧しているということです。ほかにも、断水が発生している市や町があるとみられます。 ■停電の状況 北陸電力送配電によりますと、午後4時現在石川県内ではおよそ33100戸が停電しているということです。珠洲市・輪島市・七尾市能登町・穴水町志賀町など10の市と町です。 金沢市内のガソリンスタンドでは午前7時の開店を前に給油に訪れたおよそ20台の車が長い列を作りました。 ■避難所情報 避難所は小松市で66箇所、金沢市で63箇所、七尾市で19箇所などと県内全域で開かれていて地震の揺れが大きかった輪島市では41箇所の避難所におよそ8000人が避難しているということです。 ■交通に関する情報 通行止めとなっていた七尾市の「のとじま大橋」は午前10時から片側での通行が可能となりました。ツインブリッジのとは通行止めとなっています。 のと里山空港は、2日の羽田便全便が欠航しています。小松空港は午前中の羽田便2便と福岡便3便が欠航しました。 JR西日本金沢支社によりますと、金沢~長野間で運転を見合わせていた北陸新幹線午後3時20分全線で運転を再開しました。また北陸線は、大阪、名古屋方面の特急サンダーバードしらさぎとも運転を再開しています。一方、JR七尾線は、運転再開の見込みが立っていないということです。 のと鉄道は2日も終日運休となりました。
IRいしかわ鉄道は金沢・津幡間で施設・設備の安全が確認されたため午後2時からこの区間で臨時列車を運転しています。 北陸鉄道は2日の石川線、浅野川線の鉄道と県内すべてのバスの運行を取りやめています。 北陸自動車道では金沢東インターチェンジから金沢森本インターチェンジの間の通行止めが解除されています。 加賀インターから白山インターまでと金沢森本インターから富山西インターまでの区間は通行止めが続いています。 石川県内では1日の震度7以降を観測する地震以降、能登周辺を震源とする震度1以上の地震は2日午後6時までに約200回以上を超えています。
北陸放送