(前編)住民を巻き込んだ沖縄戦 司令官の孫は沖縄戦と向き合い続ける【#あなたの623】
ー授業風景ー 牛島貞満さん 「この人たちは、よもや4年後に、沖縄が戦場になるってこと、予想してないんだよね」「戦争は突然やってきます」 祖父、牛島満の下した決断の是非を評価したり、断定したりすることはしない貞満さん。それは子どもたち自身に、様々な立場の目線から考えてもらうため。 記者)牛島司令官のことは知っていましたか? ▽生徒「知らなかったです。今回初めて知りました」 ▽生徒「自分のおじいちゃんがひどいことをしたっていうのを知って、自分なら絶対ショックを受けるんですけど、貞満さんはこれを生かして、戦争のことを伝えようという考えはとっても素晴らしいと思いました」 貞満さんの授業では、牛島満の辞世の句も毎回紹介している。 「牛島満が亡くなる前に、辞世の句を残しています」 「秋またで 枯れ行く島の青草は 皇国(みくに)の春に 蘇らむ」 この句が陸上自衛隊第15旅団のホームページに掲載されていることが分かり、今、戦争体験者や遺族を中心に強い反発が起きています。(後編へ続く)
琉球放送