防災体制の連携を強化 市、防災関係の26人がパトロール【宇部】
小野、吉部で危険個所の確認
豪雨災害などの発生が懸念される梅雨時期を前に、宇部市は22日、防災パトロールを行った。市と防災関係機関・団体から合わせて26人が参加し、小野、吉部地区の土砂災害警戒区域周辺を巡回して防災体制の連携強化などを確認した。 災害に対する地域の特性と実態を把握して水防体制の強化を図り、被害の未然防止対策や適切な応急処置の実践を目的として、毎年この時期に実施している。市、県宇部土木建築事務所、宇部警察署、県赤十字アマチュア無線奉仕団、両地区の自主防災会、宇部・山陽小野田消防局、市消防団などが参加した。 同事務所企画調査室の藤村和平主幹が両地区内で想定される災害についてハザードマップを用いて説明し「いつ災害が起きるか分からないので早めの備えが大事。危険な箇所を事前に知っておいてほしい」と伝えた。参加者は吉部ふれあいセンター周辺と小野の法泉寺周辺を歩いて危険箇所を確認した。