主演映画『本心』の公開御礼舞台あいさつ

イベントに登壇した池松壮亮【写真：ENCOUNT編集部】

　俳優の池松壮亮が20日、都内で行われた主演映画『本心』の公開御礼舞台あいさつに三吉彩花、仲野太賀とともに出席した。自身にまつわる上京時のエピソードを語った。 【写真】池松壮亮、仲野太賀、三吉彩花らが登壇　イベントのアザーカット 　この日は、映画にちなんで池松の知られざる一面を共演した2人が暴露することに。仲野は「壮亮くんは俳優一筋で、誰しもが認めるすばらしい俳優さん。たしか……上京してきたときに、ギター一本持って上京したんですよね」と暴露し、笑いを漏らしながら「なぜか、ギターだけ持って上京するっていう、尾崎豊みたいな（笑）。あれ、何でなんでしったけ？」と池松本人に直撃。 　池松は「なんで、とかないよ（笑）。『一人暮らしにはやっぱりギターかな』と思って」と照れ顔に。仲野は再び笑って「こんなに俳優一筋を絵に描いたような人が、上京してきたときはギター一本だけ持って上京してきたっていうエピソード、めっちゃ面白いなと思って（笑）」と述べた。 　池松は「いまだに弾けなくて……」と告白。たまらず三吉が「なんで持ってきたの？」と笑うと、池松は「触るの太賀くらい。うちに来て。弾いてくれるんですよ。上手なんですよ。僕は弾けない（笑）」と説明。三吉は「不思議な2人」とほほ笑んでいた。 　他方、同作の撮影からプロモーションまで、池松と長い時間をともにした三吉は「こんなにも丁寧な座長はいるのか、というくらい??すごいんですよ。今のお姿のまんまなんですけど、なんか現場でもず～っと色んな方に目が行き届いていて、配慮だったりとか、一回も『ちょっと性格悪そうだな』という部分が見受けられなくて、ちょっと悔しい。ネタが何も引っ張り出せなかったのがちょっと残念でした。それくらい懐の大きい、すばらしい方でした」と手放しで称賛した。 　同作は、平野啓一郎の同名長編小説が原作のヒューマンミステリー。25年を舞台に、AIで人格を形成する技術「VF（ヴァーチャル・フィギュア）」を利用し、母親を蘇らせる青年・石川朔也（池松）と、彼を取り巻く人々の心と本質に迫る。