大当たり補強!? J2リーグ、スタートダッシュ成功の新戦力(6)早くもゴール量産! 東北クラブの新たな武器
明治安田J2リーグの2024シーズンが開幕しておよそ2カ月が経過した。好スタートを切ったクラブは、新戦力のフィットも重要なポイントになっている。今回は、今季のJ2で好発進した新加入選手をピックアップして紹介する。※情報は4月24日時点。スタッツはJリーグ公式を参照。
FW:佐藤大樹 生年月日:1999年4月23日(25歳) 所属クラブ:ブラウブリッツ秋田(レンタル移籍) 今季リーグ戦成績:10試合4ゴール1アシスト 今季、ブラウブリッツ秋田に加入したFW佐藤大樹は開幕から波に乗っている。 現在25歳のゴールハンターは、地元・北海道コンサドーレ札幌の下部組織出身。同クラブではトップチームに昇格することはできなかったが、大学サッカーを経て、2022年にFC町田ゼルビアでプロデビューを果たしている。昨季はJ3のY.S.C.C.横浜へレンタル移籍し、リーグ戦26試合に出場して7ゴール2アシストを記録。今季は活躍の場を移し、町田から秋田へレンタル移籍をしている。 既にリーグ戦で4ゴールをマークし、チーム得点王となっている佐藤の魅力は、シュートの威力と決定力の高さにある。特に、左足のキックは精度が高く、ボックス外から狙い澄ました強烈なミドルシュートでゴールを強襲することが可能だ。 また、試合中の随所でポジショニングの良さを感じさせるプレーを見せており、セットプレーからヘディングでゴールを奪うことも得意。今季は2度、頭でゴールネットを揺らしており、得点パターンが豊富な点は今後大きな魅力の1つになっていくかもしれない。現在は左サイドハーフでの起用がメインとなっているが、彼の特徴を踏まえれば昨季(Y.S.C.C.横浜時代)のようにセンターフォワードとしてプレーしても高水準のパフォーマンスを発揮することができるはずだ。 秋田は現在J1昇格プレーオフ圏内ぎりぎりのリーグ6位に位置しており、佐藤に求められるのは、ゴールやアシストといった数字に残るプレーでチームを押し上げることだ。同選手は加入数ヶ月で早くもその期待に応えることに成功している。この調子を維持してゴールを重ね、「青い稲妻」となってくれることが楽しみだ。
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