【超おすすめ韓国映画】最高に面白い!豪快で爽快、クセになるカッコよさ
カリスマ性あふれる中堅俳優として確固たる地位を築いているユン・ゲサン、マブリーの愛称で親しまれる、マ・ドンソクの魅力が溢れる見逃せない映画「犯罪都市」。 【写真】50代女性に超おすすめ「韓国ドラマ」
めちゃくちゃ悪なユン・ゲサンを堪能したいなら、やっぱりこの作品。映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」で世界的大スターとなったマブリーことマ・ドンソク主演のご存じ大ヒット作です。実はこれ、韓国で実際に起こった事件がベース。1990年代、韓国ソウルの加里峰洞(カリボンドン)に多数の朝鮮族などの朝鮮系中国人が移り住むようになり中国人街が築かれるのですが、そこに程なく朝鮮族暴力団が入り込み、多くの犯罪組織が乱立、住人を巻き込む抗争が頻発するようになるのです。で、2004年、その地域を管轄する衿川(クムチョン)警察が、そうした朝鮮族組織一掃作戦を敢行。黒社派事件といわれるこの実話を元にエンターテイメントなクライム作品として脚色したのがこの映画。
主演のマ・ドンソク(左)とユン・ゲサン(右)。© 2017 KIWI MEDIA GROUP & VANTAGE E&M. ALL RIGHTS RESERVED
主演のマブリーが演じるのはこの衿川警察署の強力班の刑事マ・ソクト。これが強いのなんのって。鋭利なナイフで襲ってくる暴力団の面々を素手でもって、ぶんぶん殴り倒していくわけなのですが、通常なら「な、わけないでしょ」と思いがちなところを、あのマブリーの体格です。これが、リアリティ満々なわけなのですね。いやあ、ホント。でもって、ゲサンは、チャン・チェンという朝鮮族マフィア黒竜組のボス役。これがまた、救いどころゼロのスレギ中のスレギ(ゴミ)な悪党でして。対抗相手を、もう、斧でもってザックザックと八つ裂きにしてしまうわけなんです。斧ですよ、斧! 女・子供だって容赦なしです。マジで震えるほどの恐ろしさ。眉尻下がり目の太眉&一重まぶたがこれほどまで残忍に見えるとは。でも、そこはゲサン。肩先まで伸びたロン毛を無造作にまとめる姿には、スレギ極まりないはずなのに、なんかセクシーさが感じられるというか(私だけか)。「犯罪都市」はシーズン4まで作られる大ヒットシリーズに。まだ、観ていないかたはこの機会にぜひ。 ■U-NEXTで配信中
●山崎敦子 旅行記事に人物インタビュー、ドラマ紹介、実用記事から、着物ライターとさまざまな分野を渡り歩き、今では美容の記事を書くことも多くなったさすらいのライター。襲いかかるエイジングと闘いながら、ウキウキすること、楽しいことを追い求め続ける日々を送る。