5G通信、5GHz、5GB、ややこしいスマホ関連キーワード「5G」の違いってなに?
【2】5GHz(ゴギガヘルツ)
Wi-Fi(無線LAN)を使っていると「5GHz」というキーワードを見かけることがあります。 この5GHzは、Wi-Fi電波の周波数帯のことを表しており、Wi-Fi 6では2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯が利用されています。基本的に、5GHz帯のほうが電波干渉に強く2.4GHz帯よりも高速ですし、5GHz帯は実質的に使えるチャンネル数が多いので、マンションなどでは混線も避けられるでしょう。 逆に、木造2階建てなどでは、障害物に強く遠くまで電波が届く2.4GHz帯のほうがつながりやすい場合もありますので、自宅の環境に合わせて上手く使い分けるといいでしょう。 ■2.4GHz帯の特徴 ・電波が遠くまで届く ・壁や床の障害物に強い ・電波干渉が起きやすい(同じ周波数帯の電子機器の影響を受けやすい) ・速度は遅い ・実質的なチャンネル数が少なく混線しやすい ■5GHz帯の特徴 ・電波干渉は起きにくい ・速度が速い ・チャンネル数が多く混線しにくい ・電波は遠くまで届かない ・壁や床の障害物に弱い ちなみに、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7といった新しいWi-Fi規格では、2.4GHz帯と5GHz帯に加え新たに「6GHz帯」も利用できるようになっていますが、現状ではまださほど普及していません。
ちなみに、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7といった新しいWi-Fi規格では、2.4GHz帯と5GHz帯に加え新たに「6GHz帯」も利用できるようになっていますが、現状ではまださほど普及していません。
【3】5GB(ゴギガバイト)
「5GB」は一般的にコンピュータが扱うデータ量の単位を表します。 最小単位は1バイト(8ビット)であり、1,024バイト=1KB、1,024KB=1MB、1,024MB=1GB、1,024GB=1TBとなります。この〇〇GBという表記は、パソコンやスマホのストレージ容量や、クラウドサービスの容量などでよく使われます。 たとえば、iPhoneなら本体のストレージ容量が128GBか512GBかでずいぶんと値段が違いますよね。また、iPhoneユーザーはiCloudが5GBまで無料で利用できるので、よく「5GB」という表示を目にしていると思います。仮に1枚の写真の容量が10MBなら、たった500枚で5GBの容量を使い切ってしまうことになるんですね。