米タイム誌「次世代の100人」に台湾の国会議員選出 31歳の黄捷氏 人権問題に注力
(ニューヨーク中央社)米誌タイムが2日発表した2024年の「次世代の100人」に、民進党の黄捷(こうしょう)立法委員(国会議員)が選ばれた。1993年生まれの31歳で、現職立法委員で最年少。誌面では人権問題への取り組みなどが紹介された。 紹介文は蕭美琴(しょうびきん)副総統が執筆した。人権や公共の利益の促進への黄氏の情熱は、台湾の若い世代における市民参加の精神を体現していると言及し、有権者を引き込む努力や精力的な呼びかけは、民主主義が台湾の一部になっていることを示しているとした。 黄氏は自身の性的指向がバイセクシュアル(両性愛)であることを公表している。蕭氏は、黄氏が女性議員として、またLGBTなど性的少数者のコミュニティーの一員としてマイノリティーのために声を上げてきたと評価。黄氏のような新進リーダーは誇りだとつづった。 日本からは俳優のアンナ・サワイさんが選出された。 (編集:田中宏樹)