ポール・ジョージがプレイヤーオプション破棄で無制限FAへ クリッパーズ、76ers、マジックと交渉予定
ロサンゼルス・クリッパーズとの来季契約が4880万ドル(約78億5000万円)のプレイヤーオプションであるポール・ジョージは、オプションを破棄して無制限FA(フリーエージェント)になる予定だという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。 現在34歳のジョージは、2010年のドラフト全体10位指名でインディアナ・ペイサーズ入り。2014年夏に脛骨と腓骨の開放骨折という大怪我を負いながら復活を果たし、在籍7シーズンでオールスターには3回出場し、17年夏にオクラホマシティ・サンダーへトレードされた。 サンダーでは2年間プレイし、2019年には自己ベストの平均28.0得点、リーグ1位の2.2スティールでオールNBA1stチームとオールディフェンシブ1stチームに選出された。その後、19年夏にトレードでクリッパーズへ。2023-24シーズンはクリッパーズ移籍5年間で最多の74試合に出場して平均22.6得点、5.2リバウンド、3.5アシスト、1.5スティール、3ポイント成功率41.3%、キャッチ&シュートの3ポイント成功率は45%(200本以上のシュートを試投した117選手中4番目に高い数字)という成績だった。 ジョージはクリッパーズと最大で4年総額2億2100万ドル(約355億5000万円)の契約延長が可能だったが合意に至らず。プレイヤーオプションを破棄して無制限FAになる予定で、他チームとは4年総額2億1200万ドル(約341億円)の契約を結ぶことができる。 クリッパーズのバスケットボール運営部代表を務めるローレンス・フランクは、「我々はポールを残留させたいと強く願っているが、これはビジネスだという事実も十分理解し、尊重している」とコメント。ウォジナロウスキー記者によれば、ジョージはFA交渉解禁後、西海岸でクリッパーズ、76ers、オーランド・マジックと交渉予定だという。 『yahoo! sports』のクリス・ヘインズ記者は、「76ersはジョージ獲得に積極的に動くと予想される。ロサンゼルスからスターを引き抜く可能性がある大きな脅威」と伝えており、クリッパーズ退団のシナリオもゼロではなさそうだ。
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