春から浪人生 周囲を見渡すと悔しく、勉強が手につかない…何のために勉強すればいい? 悩む相談者にアドバイス続々
フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。 5月3日(金・祝)の放送は、「浪人の意味」に関する相談を紹介しました。
<リスナーの相談>
この春、目指していた志望校に入ることができず予備校に通い始めました。「来年こそは」という思いもあり、周りに同じ境遇の友人も多く、授業も楽しいです。しかし、やはり受かった人たちを見ると、とてつもなく悔しくなり、勉強が手につかなくなってしまいます。また、「自分より努力をしていないのでは?」と感じる人を見かけると、どんどん自分が嫌になってしまい、つい親にも当たってしまいます。自分は何のために勉強すればいいのか、みなさんの考えを教えてほしいです。(山形県 10代後半 男性)
* パーソナリティの住吉は、若いときほど、1年の遅れを大きなものとして捉えてしまうという相談者に寄り添いつつ、「意外と寄り道していたほうが、(年齢を)重ねたときに強いです」と経験則を語ります。 失敗を重ねたり、他の人とは違う人生を歩んだりすることは、将来の自分にとって特別なものになります。「『あの1年があって良かった』と思うような気持ちで取り組むと、得られるものが違うかなと思います。今は苦しいと思いますが、『無駄でない』『自分に経験が増えたんだ』とプラスに捉えてほしいです」とエールを送りました。 ――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
◆浪人した意味をわかるときはきっと来る
来年に向けてのプレッシャーから、今回のゴールデンウィークは遊びづらかったり、周りの友人は大学生活を謳歌していたり……つらいですよね。 私は2年浪人の末、結局志望校には行けませんでした。今でもそれはコンプレックスとして残っています。第一志望ではない大学を卒業して10年程経ちましたが、浪人生活を良かったとも思えないですし、行きたい大学に行きたかったです。 しかし、学歴や浪人といったコンプレックスがあったからこそ、社会人になってからは「学歴を理由に低く見られないように頑張らないと」という気持ちが常にありました。だからこそ資格試験をする気にもなれましたし、おかげで2つ試験を受けて、両方とも1回で合格できました。 また、仕事も人一倍力を入れることができた気がします。これは傍から見たら「浪人してよかった」と見えるかもしれません。長々と書いてしまいましたが、浪人の意味は、きっと将来に答え合わせが待っていると思います。今は本当につらくて悔しいと思いますが、どうかなんとか乗り切ってください。応援しています。(北海道 30代後半 女性 その他)