米敏腕記者、佐々木朗希の状況は「スーパーの在庫処分にあるカシミアのスーツ」…マネーゲームのない超一流の才能「30球団争奪戦」へ
米大手全国紙「USA TODAY」の敏腕記者ボブ・ナイチンゲール氏は11日、ロッテからポスティングシステムでメジャーに挑戦する佐々木朗希投手について「低価格のランボルギーニ」「スーパーの在庫処分に置かれたカシミアのスーツ」と例え、海外選手のメジャー移籍の際の規定も踏まえた佐々木の状況を語った。 23歳の佐々木は、海外選手がメジャー球団と契約する際の「25歳ルール」が適用され、マイナー契約しか締結できない。さらに、契約金は制限され、年間で球団に割り当てられる500万ドル~700万ドル程度の国際ボーナスプール金の中からしか、お金を出すことはできない。海外選手を多く取れば、プール金は減っていく。ドジャースの大谷選手も同様に23歳でメジャー移籍し、契約金は約231万ドルだった。 佐々木の契約を巡っては、「マネーゲーム」は存在しない。ヤンキースからFAとなった今オフ目玉のソト外野手は、昨年大谷翔平がドジャースとの間で成立させたメガ契約の「7億ドル」を狙っているとも報じられているが、佐々木は数百万ドルから多くても700万ドル程度での契約が予想される。全30球団が狙え、各球団の熱意とビジョンが重要となりそうだ。 ナイチンゲール記者は記事の中で「地球上のどの投手より才能があるかもしれない」と、スカウトらに聞いたその能力を称え、「2017年の大谷の時以来、全30球団が唯一狙える目玉選手だ」と報じた。
中日スポーツ