小林愛理奈（左）と小林愛三が計量パスした

　5月19日（日）東京・後楽園ホールで開催される格闘技イベント『RISE178』の前日計量が18日、都内にて行われた。 　メインイベント（第13試合）の［オープンフィンガーグローブマッチ -50kg契約 3分3R］で対戦する、小林愛理奈（FASCINATE FIGHT TEAM/第3代RISE QUEENミニフライ級王者）が48.8kg、小林愛三（NEXT LEVEL渋谷/同級1位、初代RISE QUEENフライ級王者）が49.75kgで共に計量パス。フェイスオフでは激闘を予感させるバチバチの睨み合いを見せた。 【フォト】愛理奈と愛三が計量パスで激しい睨み合い！全計量結果も 　小林愛理奈（ありな）はフルコンタクト空手出身で、女子離れしたパワーを武器に、オープンフィンガーグローブ（以下OFG）での試合も経験。昨年11月、4連勝で迎えたRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチでは、得意の豪打を爆発させ王者のerika♡をKOして王座を戴冠。今年1月には、台湾のワン・チンロンにもKO勝利と絶好調。今回の試合は、ワン・チンロン戦後に愛理奈から愛三にOFGマッチを呼びかけ実現した。 　対する小林愛三（まなぞう）はパワフルな攻撃とアグレッシブファイトを武器とし、21年に初代RISE QUEENフライ級正規王座を獲得。昨年5月にはEnfusionストロー級王者テッサ・デ・コムとの再戦で敗北し王座陥落となったが、8月はMelty輝に判定勝利して再起を飾った。今回は初のOFGマッチに臨む。 　計量後の会見で、愛三は「遂にこの日が来たっていう気持ちですごくワクワクしてます。自分を信じて、自分のスタイルを貫けば自ずと結果は付いてくるし、メインも締まると思ってます」、愛理奈は「明日は自分らしくメインらしく、誰よりもオモロい試合して盛り上げて女子格変えます」と互いにコメント。 　大会のメインで試合をすることについて愛三は、「とにかく内容にはこだわっていきたい気持ちと、自分のスタイルを突き通すっていうテーマがあるのでそこはしっかりしたい。勝つ気持ちもめちゃくちゃあるんですけど、負ける覚悟も持ってリングに上がって行こうと思ってます」と意気込みを話し、愛理奈は「誰よりも面白い試合できるし、男子よりも面白い試合できる。メインで注目も多くて女子格変えるチャンスだと思ってるので、明日は変えます」と頼もしいコメント。 　女子格を変えたいと強調していた愛理奈、どう変えたいか問われると「自分から見ても正直面白くないですし、女子格に注目してらもう為にも自分の試合を見てもらって、倒せる選手もいるんだぞって。（女子格の）印象を変えたい」と自身の倒す試合で女子格のイメージを変えたいと力説。 　それを聞いた愛三も「すごく良い考えだなって思います。自分もオープンフィンガーで倒すことも練習してきて、試合でどう当ててどう倒すか自信がついてきてるので、そこを証明して女子格を盛り上げていきたいです」と気合十分に語った。 　明日のメインとなるOFGマッチでは、バチバチの殴り合いが見られそうだ。