結核の集団感染が発生の郡山市 健診対象者が4500人に増 (福島)
福島放送
福島県郡山市で10月、結核の集団感染などが確認されたことを受けて市が接触者の健診を進めていたところ、検査の対象者が大幅に増え合わせて4500人ほどに上っていることが分かりました。 郡山市では10月、高齢者施設で結核の集団感染が起き、さらに市内の医療機関でも職員が発病したことを受け、10月15日以降、接触者を対象とした健康診断が進められています。 22日の品川市長の会見で、10月2日の発表から11月15日までの間に健診の対象者と発病した人の数が増えていることが明らかにされました。 高齢者施設でこれまでに発病した人は4人から11人に増え、発病者の家族などを対象とする健診の対象者も倍以上の108人に増えています。 一方、医療機関では、来院した人や同行した人の接触者が新たに判明し、その結果、健診の対象者が4千人以上に膨れ上がりました。 このうち3300人ほどにはすでに通知が発送され、約1200人が健診を受けていて、今のところ最初に発病した職員以外に感染した人も発病した人も確認されていないということです。