声優・市ノ瀬加那がアニメ『ヴァンパイア男子寮』でキュンキュンした場面は?
『なかよし』(講談社)の創刊70周年記念&遠山えま先生デビュー20周年記念作『ヴァンパイア男子寮(ドミトリー)』が、今年の4月からTOKYO MXなどでアニメ放送されている。男装女子とヴァンパイアのラブストーリーである本作の主人公を務めるのは、声優の市ノ瀬加那。 【インタビュー写真】市ノ瀬加那「“あなたのエサになりたい…!”ドキドキ感がすごい作品」 少し変わった設定のラブストーリーの主人公を演じた印象と役に込めた思い、さらに彼女自身の今後の目標について、ニュースクランチ編集部がインタビューした。 ◇女の子感マシマシになっていくところも可愛い 『ヴァンパイア男子寮』で主人公の山本美人(みと)を演じる市ノ瀬加那。男装女子とヴァンパイアの奇妙な同居生活を描く作品についての印象を聞いた。 「原作を読んだときに、私の大好きな少女漫画が詰まった作品だなと感じました。三角関係やヴァンパイア、そういう少女漫画ならではの設定で、そこに遠山先生のオリジナリティも加わっていて、欲しい展開が欲しいときにきてくれる……ドキドキ感がすごいし、私自身も先の展開が気になって、どんどん読み進めてしまいました」 市ノ瀬から見て、山本美人はどんな印象の女の子だろうか。 「両親がいなくて一人で生きてきたという、暗い過去を背負った女の子なんですけど、そんな状況でもまっすぐひたむきなところがすばらしいと思いました。吸血鬼である早乙女ルカと出会ってからは、女の子感マシマシになっていくところも可愛い(笑)。 ルカへの想いが本当にどストレートで、200%くらいの愛を持ってルカに接していますよね。ただ、バレてはいけないという状況もあって、自分の気持ちになかなか素直になれないときもありますけど、愛があふれる女の子だと感じています」 アフレコ現場も演者同士、和気あいあいとしているそう。 「録っているシーンについての話で盛り上がってました。小森役の羽多野渉さんを中心に盛り上がっていることが多いのかな? 特に印象的だったのは、作中に鳥が出てくるシーンがあったんですけど、私がマイクの前に立っていたら、後ろからすごくリアルな鳥の鳴き声が聞こえてきたんです。 “誰かがスマホで流したのかな?”って思うくらいだったんですが、あとで聞いたら羽多野さんが口で鳴きマネをしていたらしく……本当にリアルでびっくりしました! 放送には乗っていないので、どれくらいリアルかを皆さんにお聞かせできないのが残念(笑)。とても温かい空気で収録が進んでいきました」 ◇思春期ならではのドキマギ感を楽しんでほしい 私もキュンキュンしながら収録しています、そう現場での心情を教えてくれた。そこで、市ノ瀬がキュンしたシーンについて聞いた。 「たくさんあるんですけど……。ルカが吸血するシーンでは、美人のほうからルカに吸血を誘うシーンは見ていてキュンとしたし、いつもの吸血シーンとは違うドキドキ感がありました」 では、彼女自身の実生活ではキュンキュンエピソードがあるのだろうか? そう聞くと、笑顔で答えてくれた。 「ルピンという名前の猫ちゃんを飼っているんですが、すっごいモフモフで可愛いんです(笑)。最近はさらに甘やかしちゃっているんで、そのせいか“かまってほしい”って、私にすり寄ってくる頻度が短くなっている気がしていて。ちょっと前までは、10分に1回、私の前に来てゴロンってしていたんですけど、最近は5分に1回のペースになってます……でも、そのたびに“可愛いな”ってキュンキュンしています(笑)」 話を『ヴァンパイア男子寮』に戻すと、美人とルカの主導権が目まぐるしく変わっていくのも、この作品の見所と語る。 「ルカが俺様風だったのが、美人のまっすぐな想いに翻弄される場面もあって、少年っぽさが垣間見えたり。思春期ならではのドギマギ感も、見ている方には楽しんでいただけると思います」 今後の展開についても、期待してほしいと胸を張る。 「性別にとらわれない恋愛模様にも注目してほしいですね。(インタビュー時点で)放送されている2話まででは、三角関係だと思うんですけど、その矢印が増えるんじゃないかな……これ以上はネタバレになっちゃうので、お話できるのはここまでです!(笑) あとは、やはり美人とルカの胸が苦しくなってしまうくらいのキュンキュンするやり取り、そこに注目してほしいです」 インタビューを実施した日は、「沖縄国際映画祭」でレッドカーペットを歩き、舞台挨拶もしていた市ノ瀬加那。沖縄の印象について聞いてみた。 「今日は晴天で日差しも強くて、沖縄に来たことを実感しています。時間の流れも穏やかな感じがして。それから、海を見たんですけど、エメラルドグリーンでキレイでした。次はゆっくり来てみたいです。 レッドカーペットを歩かせていただくのも初めての経験だったんですが、たくさんの俳優さんやお笑い芸人さんがいて、沖縄の方々が楽しんでいる姿を感じらましたし、私も沿道の方から声をかけていただいて、とても幸せな経験でした」 最後に、今後の目標について、仕事とプライベート両面で聞いてみた。 「この作品で演じた山本美人は、男装して少年のようなルックスでしたが、実際に少年の役も演じてみたいです。それ以外でも、自分にしかできない表現を追求していけたらなと思っています。 プライベートでいうと、最近は交友関係が少しずつ広がってきているんですけど、もっと広げていきたいです。というのも、デビューしたばかりの頃は、まだ人見知りが抜けていなくて……。お仕事でもコミュニケーションが取れなくて“悔しい”と感じることがあったんです。最近はコミュニケーションを取れるようになって、お芝居にもつながってきているのを実感しているので、もっと友人を増やしていきたいです」
NewsCrunch編集部