尾上右近“親が歌舞伎俳優ではない役者同士”寺島しのぶの息子・尾上眞秀にラブコール「ここまで共感できる役者は僕しかいない」
尾上眞秀 母・寺島しのぶのから「絶対にやったほうがいい」と助言され…
会見後半は、『連獅子』に出演する眞秀さんが加わり、「今、頑張って練習しているので、どうぞ観に来てください」と集まったメディアに向かい、はにかみながら挨拶。 司会者から『連獅子』の見どころを問われると「激しいところとゆっくりなところがあって、その切り替わりが面白い」と返答。 稽古はすでに衣装や鬘(かつら)を着けて行っているそうで、「すごく重いですが、ちょっとずつ慣れてきています」と手応えを話しました。 質疑応答に入ると、「(質問を)される立場なので、今日は質問をするほうにまわりたい」と、右近さんが記者に代わって眞秀さんへ質問を。 「尾上眞秀を襲名して1年経ちましたが、どんな感じですか?」と聞かれ、「安定してきました」といい、「違和感は?」の問いかけに「ないです」。 『連獅子』の大きな見どころである毛振りの練習も行っているといい、「ちょっとずつ毛の重さにも慣れてきました」と答えました。 そして、「自主公演をやる気はありますか?」という質問に「やってみたいです」と即答。すかさず、右近さんが「(僕を)出してください」と早すぎる立候補を。 これには眞秀さんも笑顔で応え、「どんな役者になりたい?」の声には「お客さんを楽しませる役者になりたい」と意欲をのぞかせました。 改めてメディアからの質問を受け付けることになり、眞秀さんをキャスティングした経緯を聞かれた右近さんは「いつか『連獅子』を眞秀くんとやりたい。それならファイナルと決めている第十回で、と考えましたが、そのタイミングで声をかけると眞秀くんに身長を越されている可能性がある。親子の物語ですから、眞秀くんのタイミングも考えたときに今年しかないと思い、声をかけさせてもらいました」と説明。 続けて、「以前、眞秀くんから『連獅子』を見ると寂しくなったり、悔しくなったりするからあまり見ないと聞いて、その気持ちにここまで共感できる役者は僕しかいないだろうと、(眞秀さんの母である寺島)しのぶさんに相談したら『ぜひとも』と言ってくださった」と、歌舞伎俳優ではない父をもつ者同士が抱える感情についてのエピソードを回想しました。 そのとき、眞秀さんは寺島さんからどんな言葉があったのかを問われると、「絶対にここでやっておいたほうがいい」と助言されたことを明かしました。
めざましmedia編集部