プーチン氏「台湾は衝突あおる」ことを示唆 外交部「事実をねじ曲げている」と反論
(台北中央社)ロシアのプーチン大統領は7日、同国南部ソチで開かれた外交専門家らの会合「バルダイ会議」で、「台湾は中国の一部」「外部の支持を取り付けようと、台湾は“ウクライナ方式”で衝突をあおっている」などと発言した。外交部(外務省)は9日、報道資料で完全に事実をねじ曲げており、論理的ではないと強く非難し、厳正な抗議を表明した。 同部は、中華民国台湾と中華人民共和国は互いに隷属しておらず、中国共産党政権は一日たりとも台湾を統治したことはないと改めて言明。台湾の主権を歪曲するいかなる意見も、国際社会が公に認める両岸(台湾と中国)の現状を変更できないと強調した。 また、中国とロシアが連携し、ルールに基づく国際秩序を絶えず破壊していると指摘。これこそ世界の平和と安定にとって最大の脅威だと訴えた。 (呉書緯/編集:荘麗玲)