「スター・ウォーズ」の完結しないエンディングが映画の概念を変えた! ジョン・ワッツが影響を受けた作品とは?
「スター・ウォーズ」の最新オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ スケルトン・クルー」が、12月3日から配信開始される。本作でショーランナーを務めるのは、トム・ホランド主演の「スパイダーマン」シリーズを手がけたことで知られるハリウッド屈指のクリエイター、ジョン・ワッツ。「スター・ウォーズ」作品をきっかけに、映画製作に興味を持ったというワッツは、映画1本で物語が完結しない「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」が、自身の映画の概念を変えた特別な1本であることを明かした。 【フォトギャラリー】「スター・ウォーズ」新情報続々! ディズニー新作発表イベントのルーカスフィルム・プレゼンテーション ワッツは、幼少期は「スター・ウォーズ」作品を見たことがなかったそうだが、DVDとして発売されたタイミングで初鑑賞。当時を振り返り、「本編の内容はセンセーショナルでしたが、DVDに収録されている撮影風景や映画製作の裏側を知ることができる内容も、私にとっては衝撃的でした。私はその内容に引き込まれ、映画製作に興味を持ち始めたんです」と明かす。 さらにワッツは、特に印象に残っている作品は「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」だといい、「あの作品の結末はハッピーエンドではなく、さらにストーリーが未解決のまま終わります。当時の人たちにとってそのような終わり方は初めての映画体験でした。私も『そんな終わらせ方が存在するの!? 映画がこんな形でエンディングを迎えるなんて……』といまでも心に残っており、その後の映画の在り方を大きく変えました」と熱弁する。 同作は、ジェダイのルーク・スカイウォーカーが宿敵ダース・ベイダーとの闘いに敗れ、さらにベイダーが自身の父親であるという衝撃の事実が明かされ、幕を閉じる。最終決戦の行方や仲間の安否など、多くの結末が描かれぬまま次作につなげる「クリフハンガー」という演出方法の代表例として知られ、いまなお語り継がれている。 そんなワッツが手がける「スター・ウォーズ スケルトン・クルー」の舞台は、ダース・ベイダー亡き帝国崩壊後の銀河。「マンダロリアン」「スター・ウォーズ アソーカ」と同じ、平和と正義の守護者・ジェダイがおとぎ話となった時代の物語だ。ある日、平和な星から広大で危険な銀河に迷いこみ、迷子となった4人の少年少女たちは、フォースを操る謎の男(ジューッド・ロウ)と出会う。彼らは乗組員チーム「スケルトン・クルー」を結成し、故郷を目指す壮大な冒険を繰り広げる。 「スター・ウォーズ スケルトン・クルー」は、12月3日の午後11時から初回2話が、ディズニープラスで日米同時独占配信開始(以降は毎週水曜の午後11時に配信)。