江別の大学生集団暴行死 容疑者「被害者のカードで現金引き出した」
江別市の公園で、千歳市の大学生が集団暴行を受け死亡した事件で、逮捕された複数の容疑者が「被害者のキャッシュカードで現金を引き出した」などと供述していることが分かりました。 江別の事件をめぐっては、千歳市の大学生長谷知哉さんが先月、市内の公園で意識不明の状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。 警察は長谷さんを集団で暴行して死亡させたとして、江別の大学生、八木原亜麻容疑者ら6人を傷害致死の疑いで逮捕・送検しています。捜査関係者によりますと、逮捕された容疑者は「長谷さんのキャッシュカードを奪い、ATMで現金を引き出した」という趣旨の供述をしているということです。 事件後には、容疑者が札幌市内のATMから現金を引き出す様子が防犯カメラに映っていました。暗証番号は暴行中に聞き出したとみられ、容疑者は「現金を分け合った」と話しているということです。 長谷さんの交際相手だった八木原容疑者は、これまでの調べに「交際を巡ってトラブルになった」と供述していて、警察は事件の経緯をさらに詳しく調べています。