指定暑熱避難施設にイオン鴨川店など指定(千葉県)
鴨川市は、熱中症による健康被害を防ぐための指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に、イオン鴨川店を指定した。1階セントラルコート脇のイートスペースを充てる。市の5施設と合わせ、利用を呼び掛けている。 クーリングシェルターは、今年4月の気候変動適応法改正で、熱中症特別警戒アラートの発表時に、暑さをしのぐために開放される。冷房設備などの要件を満たす公民館、図書館などの施設を市町村が指定する。 鴨川市は、法律改正の前から市役所(1階ロビー)、天津小湊支所(同)、総合保健福祉会館、市立図書館を「涼みどころ」として開放していたが、これに総合運動施設交流棟(同)を加えた5カ所を改めてクーリングシェルターに指定。 イオン鴨川店については、店側からの「法律に基づき店舗を活用してもらいたい」との申し出を受け、使用に関する協定を結んで指定した。 「市内の公共施設を中心に対策を進めてきた。JR安房鴨川駅西口の施設にクーリングシェルターが確保されることは大変ありがたい」と長谷川孝夫市長。 同店の須藤理恵店長は「気候変動による熱中症対策を強化する中で、弊社でも役に立てないかと考えていた。これからも地域の皆さまが安心して生活ができるよう、鴨川市と連携を取りながら進化していきたい」と話している。 各施設は、通常時も涼みどころとして利用可能で、市は「気軽に立ち寄ってもらいたい」としている。 開設期間は、10月23日まで。各施設の受け入れ人数の目安と、開設時間は次のとおり。 ▽市役所=23人、午前8時半~午後5時15分 ▽天津小湊支所=6人、同(土、日曜日と祝日除く) ▽総合保健福祉会館=20人、同(同) ▽市立図書館=14人、平日午前9時半~午後6時半、土、日、祝日午前9時半~午後5時半(月曜日、月の最後の金曜日除く) ▽総合運動施設交流棟=30人、午前8時半~午後9時 ▽イオン鴨川店=20人、午前8時~午後11時