東京で日本版ライドシェア開始 全国初、他地域も順次スタート
一般ドライバーが自家用車を使い有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」のサービスが8日、東京都で始まった。サービス開始は全国初で、別の地域でも順次サービスがスタートする予定。安全性への懸念を払拭しつつ、タクシー不足の解消につなげられるかどうかが焦点となる。 【表】日本版ライドシェアの導入を認める4区域の概要(台数や曜日・時間帯) 3月
実施主体の事業者が加盟する東京ハイヤー・タクシー協会は都内で出発式を開き、斉藤鉄夫国土交通相や河野太郎デジタル相が出席した。 出発式では、一般ドライバーがスマホのアプリを使って配車のデモンストレーションを披露した。 東京ハイヤー・タクシー協会によると、8日午前は80人程度のドライバーが稼働可能な状況で、午前9時前までに約50件の利用があったという。 東京23区や武蔵野市、三鷹市からなる営業区域では月―金曜の午前7~10時台と土曜午前0~4時台などに運行する。 国交省はほかに「札幌」「仙台市」「県南中央」(さいたま市など)「千葉」「京浜」(横浜市など)「名古屋」「京都市域」「大阪市域」「神戸市域」「広島」「福岡」の11区域も導入を認めた。