日本代表GK鈴木彩艶が先発デビュー&クリーンシートのパルマ、ガラタサライに「納得の勝利」で地元紙から賛辞も…鈴木の移籍に尽力の幹部に解任の可能性か | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】今夏、昇格組のパルマに加入した日本代表GK鈴木彩艶が27日のガラタサライとのテストマッチで移籍後初の先発を果たし、クリーンシートを達成した。一方で、鈴木の獲得に尽力したディレクターの解任の可能性が報じられている。 【動画】日本代表GKがカルチョ挑戦!鈴木彩艶(シント=トロイデン→パルマ)セーブ集
今夏、シント=トロイデンからパルマへ移籍し、史上14人目の日本人選手としてセリエAに挑戦するGK鈴木彩艶。20日に行われたアントワープとのプレシーズンマッチ(パルマが2-1で勝利)で途中出場して一定の評価を得ると、27日、元インテルFWマウロ・イカルディや元ナポリFWドリース・メルテンスらを擁するガラタサライとの親善試合で先発デビューも果たし、2-0とクリーンシートを達成した。 そんなパルマのパフォーマンスについて、クラブ公式サイトは27日、「美しく実践的なパルマだった」と自画自賛したほか、地元紙『Gazzetta di Parma』は「美しいパルマがガラタサライを屈服させた」との見出しで賛辞を贈っている。 「素晴らしく美しいパルマは、トルコ王者ガラタサライとの豪華親善試合で2-0と勝利した」と報道。「(ファビオ)ペッキア監督の4-2-3-1は、まずイカルディと仲間たちのより強い圧力を抑え込み、その後はパフォーマンスを上げて、何度か3点目をかすめた」と称えた。 地元紙『Parma Today』は「スズキも先発デビュー」と綴って、鈴木がフル出場した一戦を伝え、「パルマはガラタサライをも支配した」とコメントした。イタリア紙『La Repubblica』のパルマ版もまた、「納得のパルマがガラタサライを倒す」、「またしても納得の勝利」とアントワープ戦に続く白星を評価した。 一方で、「(ロエル)ヴァイエンス事件がぼっ発」と報じ、日本代表GKの獲得に尽力して入団会見にも同席したスポーツマネージングディレクターが退任危機にあることを伝えた。『Parma Today』がその詳細を報じている。 ペッキア率いるチームは、オーストリアで合宿中だが、ヴァイエンス氏は帯同せずにパルマに残っていたことが判明している。地元紙は「マネージングディレクターの合宿不在は議論を呼ぶものだ」と指摘すると、その背景にカイル・クラウス会長やペッキア監督と関係が険悪であることを挙げ、今後、ディレクター解任の可能性があることを伝えた。 なお、パルマは来月11日に公式戦初戦となるパレルモとのコッパ・イタリア1回戦に臨み、17日にフィオレンティーナとのセリエA開幕戦に挑む予定となっている。
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