【KH2】『キングダム ハーツII』が発売された日。多彩なディズニー作品が登場し世界を沸かせた。『蒸気船ウィリー』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』が初登場【今日は何の日?】
※本記事は、2023年12月22日にアップした記事を再編集したものです。 眠りから目覚めたソラの、新たな戦い 【記事の画像(5枚)を見る】 いまから19年前の2005年(平成17年)12月22日は、プレイステーション2(PS2)用ソフト『キングダム ハーツII』が発売された日。 『キングダム ハーツII』は、スクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG。さまざまなディズニーのワールドの作品が登場し、世界中のゲームファンを驚かせ、大ヒットした『キングダム ハーツ』シリーズの続編。『キングダム ハーツ』と『キングダム ハーツII』のあいだの物語を描いたゲームボーイアドバンス用ソフト『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』から1年後の世界が舞台となっている。この2作品は2003年の東京ゲームショウで同時に発表され、当時大いに注目を集めていた。 本作の目玉は、ご存じのとおりさまざまなディズニー作品が登場すること。ドナルドダックやグーフィーを始めとする愛すべきディズニーのキャラクターたちはもちろん、『ファイナルファンタジー』シリーズからも多数のキャラクターが登場して物語に絡んでくるところがじつにおもしろかった。筆者などは異なる作品のキャラクターが同じ画面に映っているだけで、どきどきワクワクしていたのを思い出す。 本作以前の2作品でも多種多様なアニメ作品が登場していたが、『キングダム ハーツII』からはディズニーの実写映画も登場して、ファンたちに相当な衝撃を与えた。『パイレーツ・オブ・カリビアン』は当時、人気絶頂の真っ只中だったので登場すること自体が何よりうれしかった。しかもジャック・スパロウの姿形は映画そのままでイカしていた。 『トロン』というチョイスはなかなかマニアックに感じたが、筆者のようなおじさん世代にはグッとくる作品。CGを本格的に使用した史上初の映画で当時は話題になっていた。1928年のモノクロ作品『蒸気船ウィリー』はミッキーマウスとミニーマウスのデビュー作として知られていて、これを選んだこともすごかった。ゲーム中のワールド“タイムレス・リバー”の白黒世界に初めて訪れたときはけっこう感動したんじゃないかな。ほかには『リロ・アンド・スティッチ』や『チキン・リトル』といった作品が初参入。前作からの続投作品も多々あり、ストーリーはかなりの大ボリュームだった。 バトルで新たに追加された“ドライヴ”はソラの能力を飛躍的に向上させるシステム。フォームチェンジしてバトルスタイルが変化するのがカッコよく、何より強力な切り札となるところがよかった。全体的にカジュアルさがアップした印象だったが、かえってそこがいいという評判も多かった気がする。ワールド間を移動する際の3Dシューティング“グミシップ”がしっかり作り込まれていたのも地味にうれしいポイントだった。 いま『キングダム ハーツII』で遊びたいなら、『キングダム ハーツ -HD 1.5+2.5 リミックス-』かNintendo Switchのクラウドゲーム『KINGDOM HEARTS - HD 1.5+2.5 ReMIX - Cloud Version』を選ぶといいだろう。