「全面戦争」可能性警告 中東情勢でバイデン氏
【ニューヨーク共同】バイデン米大統領は25日、イスラエルとレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの交戦で情勢が緊張している中東で「全面戦争」が起きる可能性があると警告した。「地域全体を根本的に変える解決策を実現するチャンスもある」とし、イスラエルに強硬姿勢の転換を求めた。ABCテレビの番組で語った。 来年1月に退任するバイデン氏は緊張緩和への外交努力を続ける考えを強調した。 イスラエルとパレスチナとの「2国家共存」の実現を訴え、拒否するイスラエルのネタニヤフ首相には「賛同できない」と話した。「アラブ諸国はイスラエルが政策を変えれば、協定や同盟を結ぶことに前向きだ」とも述べた。