「本当に嫌だった」『タイタニック』主演女優が明かした映画出演後の“不愉快な変化”
1997年に公開されたジェームズ・キャメロン監督のメガヒット映画『タイタニック』で、レオナルド・ディカプリオとともに主演を務めたケイト・ウィンスレットは、同作で一躍世界的な名声を手にした。 【写真】知らなかった!映画『タイタニック』の21のトリビア そのケイトは、通販サイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」が運営するオンラインメディア、『ポーター(Porter)』のインタビューで、この作品に出演した後、日々の生活が「まったく不愉快なものに変わってしまった」と当時を振り返っている。 ケイトは、処女航海で氷山に衝突、沈没したタイタニック号とその乗客たちの悲劇を描いた同作で、レオナルド・ディカプリオが演じた身寄りのない貧しい青年、「ジャック・ドーソン」と恋に落ちる名家の娘、「ローズ・デウィット・ブケイター」役を務めた。 当時22歳だったケイトは、現在48歳。インタビューではこの大ヒット作で一変した自らの生活について、正直な気持ちを吐露している。 「こう見えるようにしなくては、こういう風でなくては、と思うようになっていました。当時はメディアの攻勢が本当に強く、私の生活はまったく不愉快なものに変わりました」
ケイトはまた、「ジャーナリストたちはずっと、『“タイタニック”の後なら何でもできたはず。それなのに、小さな役ばかり選んでいる』と言っていました」と述懐。そうした役柄を引き受けていたことは事実だと認めると同時に、それは過度に注目を浴びることを避けるための、意図的な選択だったことを明かした。
ただ、ケイトはそれほどの若い年齢で成功を収めることができ、経済面での安定を得られたことには「感謝している」という。それでも、「日々追いかけられる生活は、本当に嫌だった」として、こう語っている。 「もちろん、ありがたく思っていました。まだ20代前半でしたが、フラット(アパートの部屋)を持つこともできました。それでも文字通り後をつけてこられるのは、望まないことでした」