アイヌ文化について知ってもらおうと10月25日、徳島市の城北高校にアイヌ文化についての本が貸し出されました。 この取り組みはアイヌ文化に触れる機会が少ない西日本の学生たちに理解を深めるきっかけにしてもらおうと、アイヌ民族文化財団が大手書店経営会社と連携し、2024年に初めて実施しました。 25日、徳島市の城北高校の図書館にはアイヌ文化に関する本や漫画50冊を集めた特設コーナーが設置され、昼休みになると訪れた高校生たちが早速手に取って読んでいました。 （生徒） 「北海道と徳島ってとても遠くて、なかなか北海道の先住民のこととか知る機会が少ないので、こうやって設置されて知る機会ができたっていうのは、とてもいいことだと思った」 （生徒） 「現地でウポポイに（民族共生象徴空間）行ったんですけど、見たりするだけじゃやっぱりいけないと思った。本とかでも知って知識をいっぱい得ることも大切だと思った」 この取り組みは西日本の3県の高校4校で実施され、県内では脇町高校でも行われます。 本は半年間貸し出されたのち、次の高校に引き継がれます。