「和装のすばらしさ伝える」 吉岡里帆さんと松村沙友理さんがファッションショーに登場
伝統的な和装文化と先進的な洋装文化が競演するファッションショー「ファッションカンタータ」が１５日、京都劇場（京都市下京区）で行われた。京都府出身の俳優、吉岡里帆さんらが出演し、みやびやかな着物姿で観客を魅了。約２４００人を前に京都が誇る服飾文化の魅力を発信した。 【写真】松村沙友理、母校は野球強豪の進学校 甲子園のアルプススタンドでは「華やかに応援しているふりをして…」 ３０回目を迎えたファッションカンタータは、府内の和装団体や京都商工会議所が主催。西陣織など京都が誇る着物文化の発信に加え、和装に現代的なファッションを融合させることで伝統と革新の交流を図る。 この日、ステージには吉岡さんや元乃木坂４６のタレント、松村沙友理さんが登場。吉岡さんは大正時代を代表する芸術家、竹久夢二の作品をイメージした紫の着物に身をまとい、松村さんは丹後ちりめんの絞りで仕上げ、ハートやチョウの模様をあしらったピンクのポップな振り袖姿を披露した。２人の登場に会場からは大きな拍手が送られていた。 吉岡さんは地元で開催されたファッションショーに「生まれ育った街で仕事ができて幸せ。和装文化のすばらしさを伝え、着物の歴史が長く続くように歩きたい」と話していた。（木下倫太朗）
