「アウト」なセリフも堂々叫んだぞ? 実写版で再現されちゃった衝撃シーン
20時のドラマなのに冒頭から衝撃映像
マンガ作品には、過激な暴力シーンや性的な要素が含まれ、実写化での再現が難しいと思われる場面多々もあります。特に地上波での放送においては、表現が規制される可能性も懸念されますが、原作通りの衝撃シーンが忠実に再現された作品もありました。 【画像】え…っ?「桜井ユキさん、なんて姿に…」こちらがドラマ『ゴールデンカムイ』の変態囚人たちです(5枚) ●『ブラッディ・マンデイ』 2008年に実写版のドラマが放送された『ブラッディ・マンデイ』(原作:龍門諒/作画:恵広史)は、天才ハッカー「高木藤丸(演:三浦春馬)」がテロ組織と闘うサスペンス作品です。ウイルステロを描いたこの物語は、殺人ウイルス「BLOODY-X」を巡る理不尽な殺人や流血描写で、20時の放送にもかかわらず視聴者に強烈な印象を残しました。 特に、第1話の冒頭では、ロシアで起きたウイルステロ「クリスマスの虐殺」の場面が描かれ、教会に集まった人びとが鼻血を出して死亡、生存者も銃殺されるなどの残酷なシーンで幕を開けます。藤丸が開いたファイルにも、血まみれで助けを求める人びとがリアルに描かれていました。 その後も身近な人が突然発症したり、残忍な方法で殺されたりなどショッキングな展開が続きます。ネット上では「いまだにトラウマドラマのひとつ」「人がバタバタ死んでいくのがすごくキツかった」という声があがるなど、冒頭から一貫して視聴者にインパクトを残す作品でした。 ●『マイホームヒーロー』 2023年に放送されたドラマ『マイホームヒーロー』(原作:山川直輝/作画:朝基まさし)は、娘を守るために殺人を犯し、半グレ組織に追われることになったサラリーマンの「鳥栖哲雄(演:佐々木蔵之介)」が巻き込まれるサスペンスです。娘の「零花(演:齋藤飛鳥)」を守るため、妻「歌仙(演:木村多江)」と協力して闇の組織に立ち向かう本作は、殺人や暴力などの凄惨なシーンも多く含まれていました。 直接的な流血描写以外で視聴者に衝撃を与えたのが、哲雄が殺害した男の捜索のために組織の者が家に侵入し、歌仙を尋問するシーンです。ドラマでは、ラップで顔面を覆われ窒息寸前に追い詰められる様がリアルに描かれ、悲痛の声をあげる歌仙の姿は「マジで苦しそうだった」「木村多江さんの演技が見事」などの声が出るほど、強烈に再現されています。 また、死体隠ぺいのために淡々と解体作業を行う哲雄と、それを手伝う歌仙に対しても、「一家団らんと凶悪犯罪に手を染めるギャップがすごい」「歌仙のかわいいけど若干漂うサイコパス感が木村さんにぴったり」などといった声があがりました。 ●『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』 『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル)は、明治時代の北海道を舞台にした埋蔵金争奪戦を描いた物語です。2024年1月に実写映画が公開され、2024年10月からはWOWOWでドラマ『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』が放送されています。 再現度が高く評価された実写版ですが、原作に多々ある「下ネタ」要素はドラマ化にあたってマイルドになることも不安視されていました。ただ、第1話では物語のカギを握る刺青囚人のひとり「二瓶鉄造(演:藤本隆宏)」の口癖「勃起!」がしっかり描かれます。彼の猟師としての誇りもこもった「猟師の魂が勃起する」「勃起が止まらん」などの名ゼリフも、忠実に再現されました。 さらに、二瓶亡き後にはマタギの兵士「谷垣源次郎(演:大谷亮平)」がその魂を受け継ぎ、第3話で「尾形百之助(演:眞栄田郷敦)」に勝利した後「勃起!」というセリフを引用しました。このシーンはX(旧:Twitter)の公式アカウントで「投票数No.1シーン」のコメントとともに公開されるほどの圧倒的な人気を誇っています。 そのほか、「辺見和雄(演:萩原聖人)」や「家永カノ(演:桜井ユキ)」ら強烈な変態囚人のエピソードもしっかり再現され、「最初は何でWOWOWなんだよって思ったけどこりゃ地上波ムリだわ」「WOWOWだからこそできたドラマに感謝」と、地上波を避けてのドラマシリーズ化に納得の声も出ていました。 ※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」
LUIS FIELD