2月末に開幕したJLPGA。明日から5戦目となるヤマハレディース オープン葛城が開催となる。昨年大会のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介! 中村修が注目する臼井麗香の蔵出し写真(撮影／干川修、大澤進二)

3月28日（木）～3月31日（日）ヤマハレディース　オープン葛城

静岡県　葛城ゴルフ倶楽部　山名コース（撮影/横山博昭）

会場：静岡県　葛城ゴルフ倶楽部　山名コース／18ホール、6,455ヤード、パー72 賞金総額：1億円、優勝賞金：1800万円 1985～1992年までヤマハカップレディスとして開かれ、2008年に16年ぶりに復活。2013年から4日間開催になった。井上誠一設計の山名コースを舞台にした春の風物詩

プレーバック2023

穴井詩さん。ささきしょうことのプレーオフを制して、ヤマハレディースオープン葛城初制覇を果たした。

穴井詩が通算9アンダーをマークし、ささきしょうことのプレーオフを制して、ヤマハレディースオープン葛城初制覇を果たし、2019年8月以来、約3年8カ月ぶりとなるツアー通算4勝目を飾った。

最終日は東北東の風が5.5m/s吹いたが、唯一アンダーでまわった穴井に、勝利の女神がほほ笑んだ（撮影／岡沢裕行）

トップから3打差を追いかけてスタートした穴井は、上位選手がスコアメークに苦しむ中、持ち前の飛ばしを武器に、パー5のコースでは4ホール中3ホールでバーディーを奪取。

プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

2連勝を目指す臼井麗香

2024年アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI 2024を制した臼井麗香（撮影/有原裕晶）

プロフィール 祖父の影響で9歳でゴルフを始め、小学6年生で「世界ジュニア」日本代表に選出。2018年のプロテストに合格。翌年自身のシーズン初戦となった「アクサレディス in MIYAZAKI」で初めてツアーの予選を通過し、最終日最終組を回って6位に入ったが、賞金ランキング59位とシードには届かなかった。悪天候で最終日が中止となった24年の同大会でツアー初優勝。98年度生まれの黄金世代で14人目の優勝者となった。

アクサレディス in MIYAZAKI 2024を2位と調子を上げてきている山下美夢有

2024年Vポイント×ENEOSでの山下美夢有（撮影／大澤進二）

プロフィール 5歳でゴルフを始め、2019年にプロテスト合格。21年「KKT杯バンテリンレディス」で2位に5打差をつけてツアー初優勝。22年「ワールドレディスサロンパスカップ」では完全優勝で国内メジャー初制覇。同年9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初日にはパー72でのツアー最少ストロークとなる「60」をマークして通算4勝目、「伊藤園レディス」では5勝目を遂げて史上最年少となる21歳103日で初めての年間女王を戴冠。