12月の日銀短観 大企業・製造業の景況感、2期ぶり改善
日テレNEWS NNN
日本銀行による企業への調査、12月の「日銀短観」で、大企業・製造業の景況感が2期ぶりに改善しました。 およそ9000社を対象とする12月の日銀短観で、企業の景況感を示す指数は「大企業・製造業」で+14と、前回9月の調査から1ポイント改善しました。 設備投資関連の需要の堅調さや、認証不正問題で低迷していた自動車生産が回復したことが要因です。 一方、非製造業では「中小企業」がコスト上昇分の価格への転嫁が進んでいることなどから、2期連続で改善し、高水準を維持しています。 一方で、「中小企業・非製造業」の「人手不足」を示す指数が、1983年の調査開始以降、最悪を更新するなど、人手不足に伴う人件費上昇は懸念材料となっています。 日銀は来週の金融政策決定会合で、短観のデータも参考に、利上げの是非を判断します。